シルエットを制すものがスタイルを制す：Déhancheのベルトが導くメリハリのある世界

コーディネート全体を引き締める、またはアクセントを加えるアイテム。ベルトは、ボトムスを定位置に留めるだけの機能的な役割だけでなく、ファッショニスタには欠かせないファッションピースの1つだ。GUCCIのロゴが大きくバックルに使用されたエクストラバガンザなベルトやOFF-WHITEの長めのガチャベルトをジャケットの上から垂らしたトレンドも記憶に新しい。映画「プラダを着た悪魔」でミランダ演じるメリル・ストリープがアンディ演じるアン・ハサウェイを叱責したシーンもベルト絡みだった。ファッションを語る上で必需品であるベルト。Déhanche（デアンシェ）は、そんなベルトをサステナブルな方法で製造しているブランドである。シンプルながらも洗練された美しいアートのようなベルトは、女性たちの魅力を最大限に引き出す。

女性による女性のためのベルト

Déhancheは全てイタリアでハンドメイドによって製造されている。デザイナーのエリン・ウェッブを筆頭にした女性達があらゆる体型、人種、ダイバーシティに向けて彼女らの掲げる美学を発信している。そもそもDéhancheとは、古代ギリシャの彫像の腰部分の位置の非対称さを表すフランス語で、女性らしい柔らかさや官能さが名前の由来となっている。
「ベルトはバッグや靴などの小物とは違ったアプローチをする。ウエストで締めて体のラインを魅せることもできるし、腰の低い部分で留めてエフォートレスなルックにすることも容易い」とエリンは言う。シグネチャーアイテムの1つでもあるHollyhockは、上質なレザーに4つの金属のリングがあしらわれており、ミニマルさと豊かさを持ち合わせたデザインが魅力的だ。時代を超えたデザインは女性にとって欠かせないワードローブの中の宝物の１つとなる。

高品質のこだわりを支える認定資材と良好な労働環境

クオリティ、耐久性、着用時の心地良さ、環境、動物福祉を重要視し製造されている、Déhancheのベルトは在庫を抱えることなく1つずつ丁寧に作られている。そのため、廃棄物を抑えることができる。また、金属部分には亜鉛やアルミニウムを主とする循環型素材のザマックが使用されている。
　
レザーはLWG（Leather Working Group）の認定を受けたレザーのみを使用している。LWGの認定を受けたレザーは、水の消費量、エネルギーの使用量、化学薬品の使用量、廃棄物の処理などの厳格な基準を超えたもので、環境に配慮したレザーという証である。動物福祉のポリシーとして、デアンシェとパートナーを組むサプライヤーはFarm Animal Welfare Committee（英国農場動物福祉協議会）で決められた動物のための5つの自由を守ることが定められている。「栄養を摂る自由」「心地のよい環境がある自由」「けがや病気の治療を受ける自由」「自然な状態でいる自由」「恐怖やストレスからの自由」これら5つの自由が尊重されている。また、スウェーデンのdoconomyとタッグを組んでおり、デアンシェのベルトが製造される過程での材料や梱包、配送に至るまでのCo2排出量が計算されている。ベルトの購入毎に脱炭素化プロジェクトに利益の一部分が投資されており、自然の回復や保護、脱炭素化に役立てられる。
　
デアンシェのベルトは、ヴェローナにある工房で3世代に渡って続くレザー工房で製造されている。レザーの本場とも言えるイタリアで、職人の手によって1つ1つ丁寧に製造される。最高の品質と伝統を繋ぐベルト、そして、それはあなたに新たなスタイルを与えると同時にクローゼットで永遠に輝き続ける。